今回はみなさんに、香りに関するマニアックな豆知識をピックアップしてみました。無駄なトリビアだけど、思わず「へ~」となってくれたらうれしいです!
1. 一部の人だけが感じられる“幻の香り”
嗅覚には時々“バグ”のような現象が起こることがあります。“ファントスミア(phantosmia)”という、実際には存在しない香りを感じる幻嗅(げんきゅう)現象です。ストレスや体調不良、脳の疲れなどさまざまな要因が考えられますが、時には「誰もいないのにタバコの匂いがする…」なんて不思議な体験をすることも。
2. “雨の香り”の正体はバクテリア?
雨上がりの地面から立ち上る、あの独特の「土っぽいけど心地よい香り」は“ペトリコール”と呼ばれています。この香りの正体の一つが“放線菌”というバクテリアが作り出すジオスミンという物質。もともと自然界にある細菌の活動が、雨によって一気に拡散されるため、あの香りが広がるというわけなんです。
3. “シナモンロールの香り”で家が高く売れる!?
海外の不動産業界では内覧時に“焼きたてのパン”や“シナモンロール”の香りをわざと漂わせると、物件の印象が良くなるという話が有名です。温かみや安心感を与え、購買意欲を高める効果があるとされ、香りが“感情をコントロール”しうる好例。もちろん、日本でやる場合はおにぎりやみそ汁の香りでも同様の効果が期待できるという説もあります。
4. マニアだけが知る?!“獣由来”の香料
昔ながらの香水には、動物由来の香料がよく使われていました。たとえば、ジャコウジカからとれる“ムスク”、ジャコウネコの分泌物である“シベット”など。現代では動物保護や倫理的観点から合成香料に置き換えられることが増えていますが、高級香水の世界ではいまだに“天然”にこだわるブランドも一部存在します。まさに知る人ぞ知る、究極の香水文化です。
普段の生活でふと感じる「いい匂い」や「変な匂い」も、こうしたトリビアを知るとちょっと見方が変わるかもしれません。
あなたの一週間が、素敵な香りの発見で満たされますように!